25日目:まとめとこれから
メリークリスマス!!!!
今日はクリスマス!12月1日から昨日まで毎日記事を投稿し、みなさんへKotlinの面白さをお伝えしてきました。そんな当アドベントカレンダーも今日で最終回です。Kotlinを学んだり貢献したりするためのヒントと、Kotlinのこれからについて、それと全体のまとめを示して終わりにしたいと思います。
参考資料
- http://kotlin.jetbrains.org/
- Kotlinに関する各種資料へリンクが張ってあるKotlinの公式サイトです。
- http://blog.jetbrains.com/kotlin/
- Kotlinプロジェクトチームのブログです。マイルストーンのリリースはこちらで発表されます。
- http://confluence.jetbrains.net/display/Kotlin/
- Kotlinの公式ドキュメントです。ただし正確な言語仕様ではないことに注意してください。
- http://devnet.jetbrains.net/community/kotlin
- Kotlinのフォーラムです。質問を投げることができます。
- http://taro.hatenablog.jp/
- 私の技術ブログです。Kotlinについて書くことがあります。
貢献(Kontribute)する
Kotlinはオープンソースソフトウェアなので、誰でもソースコードを見たり編集したりすることができます。ソースコードはGithub上で公開されています。コードを修正、改善したらPull Requestを送りましょう。
Kotlinにバグ等を発見した場合にはKotlinのBTSにissueを投げましょう。中の人や他の貢献者が修正してくれるかも知れません。もちろん自身で修正してもOKです。
また、貢献は言語開発に限定されるものではありません。KotlinによるKotlinのためのライブラリやフレームワークを作って公開するのも重要な貢献です。それからブログや勉強会での発表でKotlinを啓蒙することも貢献のひとつだと思います。
Kotlinの今後
Kotlinはまだ開発途上にある言語です。実装されていない言語機能もありますし、標準ライブラリもまだまだ発展の余地はあります。Kotlin 1.0 のリリースに向けて、それらは日々進化しています。その他にはモジュールシステム*1やEclipse用プラグインの登場が待たれます。
全体のまとめ
Kotlinの概要紹介から始まり、基本構文、関数型プログラミング的アプローチ、オブジェクト指向的アプローチ、ライブラリ/フレームワークとの連携例を紹介してきました。これらを通して改めて感じることは、Kotlinは
- 少ない記述量で多くを表現できる
- より安全な方向へプログラマを導く
言語であるということです。これら2つの特長は、ソフトウェアが複雑になればなるほど、その効果が顕著に現れることでしょう。それでいて敷居の高さを感じさせない文法やルールを採っています。Kotlinに可能性を感じずにはいられません。
おわりに
一人アドベントカレンダーは初めての挑戦な上に、やろうと思ったのが11月最後の週だったので書き溜めはおろか、構想も十分に練っていない状態で始めました。なんとか毎日記事を投稿できて安心しています。みなさんにちょっとでもKotlinの面白さ、かわいさが伝われば嬉しいです。
プログラマのバイブル「達人プログラマー」に「毎年少なくとも一つの言語を学習する」とあります*2。来年選ぶ言語に迷っている方、Kotlinはいかがでしょうか?
Kotlin Advent Calendar 2012(全部俺)はこれでおしまいです。ご覧いただきまして感謝感激雨あられです!
日記
正月休みはKotlin + Vert.xで何かWebサービスつくりたい。